人にやさしい椅子「モルナ」 …店主の思い
腰痛と椅子
はじまりは私の腰痛からでした。 発症は2009年春、およそ3ヶ月間の戦いでした。最初は椅子の立ち座りをする度に右足に激痛が走るようになり、ついには椅子に座ると常に痛くなるようになってしまい、いつも立っているか寝ているかのどちらかになり、何が起きたのかさっぱりわかりませんでした。整形外科にも何件もかよいましたが、これが椎間板ヘルニアからくる坐骨神経痛と理解できるのに1か月かかりました。その後は毎日七転八倒の苦しみが続き最後は手術宣告!!間一髪術前1週間前に突然痛みが和らぎ手術回避!!なんとも人騒がせな3ヶ月間でした。
しかし、再発を恐れ椅子が怖くなってしまった私は、この事態に対処すべく、必死に腰痛予防を、研究する日々となってしまいました。そこで至った結論は、結局「正しい姿勢を保つ」ということでした。要は骨盤を常に立てた状態を保ち脊椎を正常なS字状に保てればよいわけですがこれが意外に大変なわけです。こんなことを悶々と考えている矢先です、この姿勢矯正椅子第2号モルナMORNAを開発したばかりの平田椅子製作所さんと出会ったのは、、、、、
人に優しい椅子 モルナMORNA 誕生 by ㈲平田椅子製作所
-穏やかで凛とした日々を送るために。そして、姿勢を正して、ほんとうにくつろぐために。-
モルナは脊椎の形状により近く作られており、個々人の体形にもフィットする背もたれの張り調節機能付き 開発のきっかけは、平田椅子製作所の平田社長が参加されていた「バリアフリー研究会」で、ハンディキャップのある人たち向けの椅子作りに取り組んだことだったそうです。社長いわく「それまでのものは、機能面ばかりを気にし、肝心の“座る”ベースができていませんでした。そんな時に松尾先生(佐賀大学医学部 松尾清美 准教授)との出会いがあり、さまざまな話をうかがう中で、先生の研究室における医療福祉機器の研究開発の成果を応用して、高齢者の日常生活行動を支援する椅子の開発に着手することになりました」。
『たとえ、立ち座りが困難になっても、寝たきりにならず自立した誇らしい生活を送りたい』という高齢者に対して、椅子に座る習慣を身に着けてもらうべく、身体寸法や、体型に合う、座りやすい椅子の開発が求められていたのです。
「この椅子は、“矯正する椅子”なんです」とおっしゃる松尾准教授。
「よく、腰を前のほうにずらして座っている人を見ますが、そのような“ずっこけ姿勢”で座っていると、脊椎がつぶれてしまい、それが原因で腰痛を引き起こしてしまう場合があります。この椅子は立った時のような状態で座ることができるので、実に楽に座っていることができます。また、座ることで、前頭葉から刺激を受けるようになり、脳の活性化にも繋がります。姿勢を矯正することで、寝たきりの人が座れるように・・・次は立ち上がれるように・・・という具合に、自立を促す事が出来るんです」。また、人間工学に基づいて『立ち上がりやすさ』『長い時間座っていられること』を追求したとのこと。
私(プランドゥホーム店主)には80歳になる、いたって元気な父がおります。ただ、膝が悪くて床や低い椅子に座るのが苦手な上に、座ってもひどい姿勢なのです。そしてご多分にもれず、立ち座りが大変なのです。私はモルナに出会うまでは、こんなことは年をとればあたりまえ、と思っていました。ところが、父をモルナに座らせてみて驚きました。座る姿もシャンとして、すんなり立ち座りをするのです。体に合った椅子に、正しい姿勢で座ることの重要性を、強く感じた瞬間でした。私自信も腰痛持ちとなった以上、自宅でほんとうにくつろげるのは、モルナとベッドの上だけです。
モルナ MORNAとは
あなたに合わせて、座面高も高さも奥行もそれぞれ違うS/M/Lサイズからお選びいただけます。
背もたれは脊椎の形状により近く、マジックベルトで張り調節機能付き。
木部は天然木タモ無垢材仕上げ。
木部のお色や布地もお部屋に合わせて4色からお選び頂けます。
ヘッド部分はあなたに合わせて角度調整ができます。
定価:79,000円(税込82,950円)、 納期:受注後40日前後